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ラフくん(この名前、敬称を付けにくい)、お久しぶりです。遅くなりましたが、私なりに回答してみます。
まずミニサテ局の関係ですが、 総務省の「地上デジタルテレビ放送中継局ロードマップ」(下記アドレス)を見ていただくと、各局の中継局設置予定が分かります。その中で、
「共聴/ケーブル」: 共聴施設またはケーブル等の代替措置とするもの。
「共聴/ケーブル(検討中)」: 共聴施設またはケーブル等の代替措置を検討中のもの。
は、まさにサテ局を廃止しようとするものです。 他に、
「置局*」: 先行する中継局のカバー状況により設置を判断。
「検討中」: 現時点で置局について検討中のもの。
も置局されない可能性が有りますから、全国各地の放送局でどこの中継局を減らそうとしているかが分かります。
たとえばサンテレビでは、「検討中」 「共聴/ケーブル(検討中)」がなんと63もありました。この中には結局は置局するところもあるでしょうが、それにしても大幅削減です。
これだけで終わってもつまらないので、私見を書きます。
デジタルはアナログに比べてゴーストが出ない、障害に強いということもあり、またこれまででもほとんど受信されていない局もあり、不要な中継局はあると思います。しかし、設置してほしい場合もありますので、2つ書きます。
1.一部の局が設置していないのは困る。
中継局が県内の局全部そろっているとは限りません。多くの局が中継局を設置しているのに、あと1,2局がないとしたら、そのためにアンテナをもう1本建てなければなりません。
私の近隣で典型的な例が三木局で、サンテレビだけアナログ・デジタル共中継局がありません。本局の電波が強いからというのが理由のようですが、同じく本局の電波が強いNHK総合神戸は中継局があります。アナログではMBS34,ABC38等となっている中でサン本局36を受信するため、アンテナの他に専用の混合器が必要でした。デジタルは他局は22以下、サンは26なので以前よりはマシですが、やはり混合器と2本のアンテナが必要で、アナログ・デジタル両方を受信するならさらに26以下と34以上を区別する混合器まで必要になります。サンが三木にも中継局を建てていたらアンテナ1本だけで済んだはずです。三木局は垂直偏波なので、よほど電波が強いところでないと本局用の水平のアンテナではうまく受信できません。このような例は他県にもあると思いますが、視聴者が受信しやすいように中継局を設置していただきたいです。
2.ワンセグで見られない。
ケーブルに繋いだテレビ等では問題なく見られるとしても、最近急速に普及してきたワンセグ放送(携帯電話や、カーナビのテレビ、パソコンの「ちょいテレ」等)では、中継局がなければ見ることができません。
たとえば岡山香川のところを見ると、どの局も「共聴/ケーブル(検討中)」の最初が「奥津地区」ですが、奥津といえば岡山市から車で2時間ぐらいで行ける、温泉やレジャー施設があるところです。ここでテレビが旅館でしか見られないとしたら寂しい。せめて観光地など人がよく行くところぐらいは中継局がほしい。
ここの場合はアナログ3w(デジタルでは0.3wとなる)と小さいから、移動しながら受信はしにくいと思われるかもしれませんが、隣接する津山局と同じchにしておけば、津山局のエリアが広がったような感じでスムーズに受信することができます。ミニだから受信されにくい、とは言えません。
次に、千葉県の中継局のことです。アナログでは東京タワーの電波は新宿副都心のビルなどで反射し、ゴーストが出ていましたが、その放送波を中継してもやはりゴーストが入るので、中継局設置が進みませんでした。1、3chはご指摘のようにEスポのこともあり、中継局が設置されました。デジタルではEスポもゴーストも関係はありません。ではなぜ中継局を設置するのか。理由はいくつか考えられます。
理由の一つは前に書いた、「異常伝搬(ラジオダクト)」です。甲府や名古屋には東京と同じchを使う局がありますので、千葉で東京方向にアンテナを向けるとこれらの局が入りやすくなります。東金などの中継局にアンテナを向ければこれらの電波を受信する可能性が低くなります。
2つ目は、千葉テレビだけ、あるいは千葉とNHKだけでは、先の1.のようになって結局2つのアンテナが必要です。少なくとも千葉テレビは東京に向けても受信できないとすれば、他局の中継局も設置することでアンテナ一つで済みます。
3つ目は、先の2.のようにワンセグで見る場合です。前回のレポートでわかると思いますが、20素子以上のアンテナでやっと受信できるような電波ではワンセグではうまく受信できません。ワンセグでは近隣局と同じchだと受信しやすいですが、東金や大多喜のほとんどの局が本局と同じchを使用する予定です。
あと一つは、NHKの都合です。中継局はNHKと民放が共同で設置することが多いですが、やはりNHKが主導しているはずです。NHK総合は全国のほとんどで県域別の局を作りローカル放送をしていますが、関東ではやっと水戸局が出来たところ。しかし、当然千葉局なども作りたい。それが出来たときに、民放の多くを受信するために東京にアンテナが向いていて、NHK東京も受信できるようだと、千葉ローカルを見てもらえない可能性があります。したがってなるべく県内中継局にアンテナを向けさせておこうということになり、民放の協力も求めると思います。 NHKが県域ローカルにこだわるのは、NHK予算は国会の承認がいりますが、そのときに必ずと言っていいほど「ローカル放送の充実」といった付帯決議が付けられるので、どうしてもやらざるを得ない、というところがあります。
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/dtv/zenkoku/roadmap1.html
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